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ねずみくんたちと写真撮影できるフォトスポット=姫路文学館
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ねずみくんたちと写真撮影できるフォトスポット=姫路文学館
第1巻「ねずみくんのチョッキ」の場面を再現したコーナー=姫路文学館
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第1巻「ねずみくんのチョッキ」の場面を再現したコーナー=姫路文学館
なかえよしをさんと上野紀子さんのアトリエを再現したコーナー=姫路文学館
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なかえよしをさんと上野紀子さんのアトリエを再現したコーナー=姫路文学館
鉛筆で描いた絵本の原画=姫路文学館
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鉛筆で描いた絵本の原画=姫路文学館
第1巻「ねずみくんのチョッキ」の表紙
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第1巻「ねずみくんのチョッキ」の表紙

 姫路文学館(兵庫県姫路市山野井町)で19日、「ねずみくんのチョッキ展 なかえよしを・上野紀子の世界」(神戸新聞社など後援)が始まった。現在37巻まで続く人気絵本シリーズの原画やスケッチなど約180点を展示。心優しいねずみくんと、その仲間たちが繰り広げる温かな物語世界を楽しめる。8月15日まで。(地道優樹)

 第1巻の「ねずみくんのチョッキ」は1974年に刊行。お母さんが編んでくれた赤いチョッキをあひるくんやさるくん、ゾウさんたちに貸してあげるうちに生地が伸びきってしまうーという物語だ。児童文学作家のなかえよしをさんと、画家の上野紀子さん夫妻が共同で手掛け、シリーズは累計400万部を超える。

 絵本の特徴は余白を生かした大胆な構図や、会話文だけでつづられるシンプルな文章。会場には鉛筆で描かれた原画がページ順に並び、登場キャラクターと一緒に写真撮影できるフォトスポットや、アトリエを再現したコーナーもある。

 作者のメッセージをよく伝えるのが32巻の「ちっちゃなねずみくん」(2015年)だ。ある日、ゾウさんに尻尾を踏まれたねずみくんは「ぼくがちっちゃくてめだたないからいけなかったんだ」としょんぼり。大きなゾウさんやきれいなクジャクさん、個性的なパンダくんたちに憧れていると、ゾウさんがこう言う。「ぼくよりおおきくてりっぱなのはねずみくんだよ。じぶんのことより ほかのひとのことをおもえる りっぱなこころをもっているんだ」

 同館の竹廣裕子課長補佐は「互いの違いをおおらかに認め合うという現代的なテーマを持ちつつも、最後にクスッと笑わせるオチが効いている。子ども心にもすっと受け入れられるのでは」と話す。

 2019年に78歳で他界した上野さんが絵を手掛けた戦争絵本「ちいちゃんのかげおくり」の原画なども公開している。

 一般700円。午前10時~午後5時。月曜休館。同館TEL079・293・8228

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