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文部科学省がまとめた「学校の新しい生活様式」。マスク着用についての考え方も示されている
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文部科学省がまとめた「学校の新しい生活様式」。マスク着用についての考え方も示されている

 「中学校の体育の授業で大声であいさつをする練習があり、飛沫(ひまつ)感染が心配」。兵庫県姫路市内の中学校に息子を通わせる母親から、神戸新聞の双方向型報道「スクープラボ」にそんな投稿が寄せられた。学校によるとマスクは着用しているそうだが、それなら大声を出しても大丈夫なのだろうか。専門家や関係機関に尋ねてみると、さまざまな意見が聞かれた。(山本 晃)

 6月上旬、姫路市内のとある中学校。運動場からこんな声が聞こえてきた。

 「はい、という素直な心」「ありがとう、という感謝の心」「すみません、という反省の心」…。

 声のあるじは、きれいに整列した生徒たち。全員がマスクを着けているように見えたが、情報を寄せた母親は「先生や一部の生徒が外していることもある」とする。普段から感染予防に気を付けているが「こうした場で飛沫が飛び交い、クラスター(感染者集団)が発生するようなことがあれば…」と不安を口にする。

 この中学校の校長は「入試の面接などではきはきとした声を出せるようにするため」と目的を説明。生徒は間隔を空け、マスク着用や手洗いなどを徹底しているとし「感染対策にはさまざまな考え方がある。生徒指導と感染予防のバランスを取りながら授業を進めている」と話す。

 文部科学省がまとめた「学校の新しい生活様式」によると、「体育の授業や十分な身体的距離が確保できる場合はマスクの着用は不要」とされる。

 感染症に詳しい関西福祉大(赤穂市)の勝田吉彰教授も「対面ではなく、しっかりとマスクを着用していれば、感染対策という観点では大声も問題ない」とする。ただし、今の季節にマスクを着けたままだと「熱中症などの危険性が高まる」とも指摘する。

 姫路市教育委員会の見解はどうか。担当者はマスク着用に関する方針は「文科省と同じ」とした上で、「マスクをしていても、感染の恐れが高まるとされる行動は避けるべき」との考えを示す。部活動の応援も拍手のみが主流になっていることなどから「集団行動は重要だが、今の状況で大声を出す必要まであるのかは疑問が残る」とし、学校側に再考を求めたという。

     ◇     

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