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全体用と部分用とに分割できる医療用ウィッグ。レゴリスメディカルビューティーが開発した=姫路市内
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全体用と部分用とに分割できる医療用ウィッグ。レゴリスメディカルビューティーが開発した=姫路市内

 抗がん剤の副作用や脱毛症などで頭髪に悩みを抱える人をサポートする医療美容室「レゴリスメディカルビューティー」(兵庫県姫路市白銀町)が、脱毛後の伸び具合に合わせて分割できる医療用ウィッグ(かつら)を開発した。これまでは不快感を我慢して全体ウィッグを着けるか、部分ウィッグを別に買う必要があったという。同店代表の増田榮子さん(53)は「金銭的な負担を抑えつつ、自分らしさを取り戻すきっかけになれば」としている。(森下陽介)

 増田さんは2014年、「髪にコンプレックスを持つ人に寄り添いたい」と同美容室を開業。医療美容師という民間資格も持ち、年間延べ約千人の利用客から頭髪の悩みなどを聞いてきた。側頭部に比べ、前頭部から頭頂部にかけての髪が生えにくいという声が多く、「分割できるウィッグがほしい」との要望に着目。ウィッグのメーカーと開発を続けてきた。

 これまでは全体か部分かの2種類しかなかったが、今回発売する商品は、全体ウィッグの一部を裁断すれば部分用としても使える仕組みで、全体用の裏側には切り離しの目印となるテープも張ってある。人毛と人工毛の割合は4対6とし、頭皮と接する面には肌触りのいい素材を使っている。

 カラーはナチュラルブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの3色展開とし、幅広い年代に対応。大きさも4サイズを用意し、短く整えれば男性でも着用できるようにした。

 また、マスクを着けようと髪を耳にかける際、こめかみ付近が浮いてしまうという悩みもよく聞いたため、こめかみの部分にあるワイヤを小さくすることで改善を図った。増田さんは「医療費に加え、ウィッグも高額になりがち。その点を美容師としてサポートしたかった」とする。

 同美容室で販売しており、1点15万4千円。近くホームページなどで使用方法を解説する動画を公開する。レゴリスメディカルビューティーTEL079・288・2808

    ◇

 医療用ウィッグの経済的負担は大きく、県は2021年度、購入費の助成制度を創設した。5万円を上限に県と市町が負担する形で、中・西播磨地域では既に姫路市、赤穂市、宍粟市、太子町、上郡町が21年度中の実施を決めている。一部の自治体を除き、対象は前年の所得が400万円未満のがん患者。詳しくは各市町まで。

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