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認知症予防の「回想かるた」に熱中する打越老人会のメンバー=姫路市打越
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認知症予防の「回想かるた」に熱中する打越老人会のメンバー=姫路市打越

 昔の記憶を呼び起こすことで認知症を予防する「回想かるた」を広めている認知症予防教室「一輪会」代表の田中孝史(たかふみ)さん(75)=兵庫県姫路市=が、かるたの第3弾を完成させた。思い出を振り返りながら、自分の手札を意識することで短期記憶と長期記憶の双方が刺激でき、脳を活性化させる。(森下陽介)

 田中さんは民生委員として地域を回る中で、独り暮らしの認知症高齢者が増えていることが気になり、2000年に一輪会を設立。昔話をして脳を活性化する回想法を公民館や福祉施設で広めてきた。

 07年に完成した回想かるたの1作目は、昔の写真を活用。17年に発表した2作目では、表は図柄で裏は「駄菓子屋で好きだったお菓子は」などの問いかけが記されている。札を取った人に自らの思い出を語ってもらう工夫も凝らしている。

 今作は、読み札から絵札を探すかるた方式から、カードの組み合わせを作っていくトランプのばば抜きの方式に一新。3分割された昭和30年代の乗り物や日用品などの写真を一組にそろえる。

 カードを40組計120枚用意。三輪自動車や蒸気機関車、真空管ラジオ、タイプライター、白黒テレビなど、現在の70代がまだ子どもだった昭和30年代を想起させるレトロな写真を使っている。

 ばば抜きと同じルールで、3枚一組の写真が完成したら手札を捨て、全ての札がなくなった人の勝ちとなる。自分の持ち札を意識し続けることで短期記憶を、写真から過去を振り返ることで長期記憶を鍛える仕掛けとなっている。

 6月23日には、同市打越の新田公民館で打越老人会の会員約15人が体験。「この古い扇風機、めっきり見なくなったな」などと、昔話に花を咲かせていた。

 田中さんは「コロナ禍で自宅に引きこもっていると、認知症はどんどん進行する。かるたで楽しみながら予防してほしい」と呼び掛けている。千セットを用意しており、1セット2200円(送料込み)。

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