姫路

  • 印刷
豊富な品ぞろえの調味料コーナーにはペットボトル容器が目立つ=姫路市南町、ボンマルシェ姫路店
拡大
豊富な品ぞろえの調味料コーナーにはペットボトル容器が目立つ=姫路市南町、ボンマルシェ姫路店
来年末にガラスびんの生産停止を予定する石塚硝子姫路工場=姫路市飾磨区今在家
拡大
来年末にガラスびんの生産停止を予定する石塚硝子姫路工場=姫路市飾磨区今在家
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 調味料やビール用など、家庭から回収されるガラスびんの量が減っている。兵庫県姫路市では10年間で約25%減少。しょうゆなどの容器が、ペットボトルなど他素材に置き換わっていることが背景にあるという。市場の縮小を受け、びん生産の停止を決めた企業もある。(段 貴則)

 姫路市の清掃事業概要によると、2010年度に2971トンだった回収量は右肩下がりを続け、直近の20年度は2195トンだった。市担当者は「ペットボトル容器の普及が主な要因」と指摘する。

 播磨地域を地盤とする食品スーパー「ボンマルシェ姫路店」の調味料売り場でも、ペットボトル入りのしょうゆ商品などがずらりと並ぶ。

 ヒガシマル醤油(たつの市龍野町)によると、家庭向けしょうゆ商品は、かつてはびん入りだったが、ペットボトルに切り替えた。軽量化により配送時や買い物帰りの負担を減らすためだったが、近年はペットボトル容器の構造も工夫。開栓後もしょうゆが空気に触れないようにして品質を保つなど、ペットボトル化のメリットを生かしているという。

 びん入りのノリつくだ煮「アラ!」で知られるブンセン(同市新宮町)でも07年から、スパウト容器と呼ばれるパックタイプも商品に追加した。びんに比べ、箸などを使わずに必要な分だけ絞り出せる簡便さやごみ出しの容易さなどが好評。「アラ!」になじみのなかった関東を中心に売れ行きを伸ばしているという。

 同社担当者は「びん入りのイメージが強いノリのつくだ煮の中で、他社との差別化にも役立っている」と話す。

■石塚硝子 22年末、姫路での生産停止へ 雇用は継続

 ガラスびん大手の石塚硝子(愛知県)は2022年末、市場縮小を理由に姫路工場(姫路市飾磨区今在家)での生産を停止する。成長が見込めるペットボトルのリサイクル原料などを製造する拠点に衣替えし、工場の従業員約200人の雇用も配置転換などで継続する。

 同社は1819年、ガラス製造で創業した。現在、ガラスびん事業は、姫路と愛知の2拠点体制で、姫路ではビールや家庭調味料用のびんの生産、王冠の加工を手掛けている。

 近年、食品容器はガラスから他の素材へ置き換わりが進んでいる上、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店の時短営業などで、国内市場が縮小しているという。

 姫路工場は、もともとアサヒビール子会社がびんを生産。缶などに押され、2003年に石塚硝子が事業と雇用を引き継いでいた。(段 貴則)

姫路
姫路の最新
もっと見る
 

天気(10月29日)

  • 20℃
  • 13℃
  • 10%

  • 18℃
  • 12℃
  • 20%

  • 21℃
  • 12℃
  • 0%

  • 20℃
  • 11℃
  • 10%

お知らせ