明治時代後期から大正期にかけて発行された「姫路新聞」の題字を記した看板が見つかり、姫路文学館(兵庫県姫路市山野井町)にこのほど寄贈された。播磨地域で読まれた有力紙だが、現在確認されているのは10号分に満たず、紙面以外の資料が見つかるのも貴重だ。同館で開催中の企画展「姫路文学館の30年 ブンガクカンってなんだろう?」で展示されている。(地道優樹)
書籍「播磨の郷土文献 目録と解題・上」(神戸新聞総合出版センター)によると、姫路新聞は1899(明治32)年、姫路・東二階町(現二階町)で玉野市太郎と横山久蔵の兄弟によって創刊された。同年の総発行部数は8万3150部。1905(明治38)年ごろに「姫路商業新聞」と改題し、大正期に入って廃刊したとされる。
確認されている紙面のうち、姫路文学館は1900(明治33)年4~8月発行の4部を所蔵している。タブロイド判で、清(中国)での旧日本軍の動静や播磨各地のニュースを掲載。福崎警察署の巡査が祭りで暴行されたり、姫路の質屋で働く若い男が店の金を持ち逃げしたりした事件を報じている。
看板は縦約90センチ、横約30センチの木製で「姫路新聞」と赤字で記されている。郷土史家の津山邦寧さん(30)=同市伊伝居=が2014年にネットオークションで落札。今年6月に文学館へ寄贈した。出品者は姫路市内の金物屋だったが、現在は連絡が取れないという。「姫路新聞の存在は知っていた。100円だったこともあって落札した」と津山さんは話す。
看板には「壹枚 金壹銭五厘」と記載され、新聞の価格を1銭5厘(現在の300円相当)と伝える。広告料は10銭(同2千円相当)ともある。
看板の裏には「醤油製造場」と墨書され、「揖保郡小宅村之内四箇村」の地名や「営業人 前川新三郎」の名前も残る。村のしょうゆ製造場に看板があった可能性もあるという。
姫路文学館の甲斐史子学芸課長は「姫路新聞の1年遅れで『鷺城新聞』が創刊され、ライバル関係を保ちつつ播磨のジャーナリズム文化を花開かせた。看板は姫路新聞が人々の暮らしに根付いていたことを伝える貴重な資料」と評価する。
26日まで(21、24日休館)、午前10時~午後5時。一般310円。同館TEL079・293・8228

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