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千姫ゆかりのすずりをかたどったもなかと森雅史さん=姫路市広畑区蒲田5
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千姫ゆかりのすずりをかたどったもなかと森雅史さん=姫路市広畑区蒲田5
千姫ゆかりのすずり(弘経寺提供)
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千姫ゆかりのすずり(弘経寺提供)

 兵庫県姫路市名産の和菓子で播磨の歴史を知ってもらおうと、市内に3店舗を構える和菓子店「甘音(あまね)屋」(本店・同市広畑区蒲田5)が、歴史をテーマにしたブランド「ヒストリー」を立ち上げた。第1弾として、徳川家康の孫娘で「播磨姫君」と称された千姫が愛用したと伝わる八角形のすずりをかたどったもなか「硯音(すずりね)」を発売した。森雅史(まさふみ)社長(50)は「歴史に愛着を持ってもらいつつ、和菓子の味も楽しんで」とPRする。(森下陽介)

 同社は2008年創業。姫路藩の初代藩主・池田輝政ゆかりの土地の食材で作ったどら焼き「関ケ原」など、播磨の歴史にちなんだ和菓子を作っており、シリーズ化を図る。第2弾として姫路工業高デザイン科と共同で考案した軍師・黒田官兵衛ゆかりのクッキーも今年末ごろに売り出す予定。

 今回のもなかは、千姫の菩提(ぼだい)寺・弘経寺(ぐぎょうじ)(茨城県常総市)の協力で考案。あんこを炊く際、へらで鍋をかき混ぜる動きが、すずりで墨をする所作に似ていることに着目した。

 モチーフにした千姫愛用のすずり「紫龍石(しりゅうせき)の硯」はキリシタン大名の小西行長が朝鮮出兵の際に持ち帰り、豊臣秀吉から家康、千姫に渡ったとされる。現在は同寺が所蔵し、一般には公開されていない。2頭の竜や渦を巻く雲など、細かな部分まで忠実に再現した。

 もなかには、茨城県産のピーナツとほうじ茶の茶葉をあんに練り込んだ。頬張ると、2層のあんが混ざり合い、香ばしさと優しい甘みが口いっぱいに広がる。森さんは「貴重な宝物のデザインを借りることに気後れもしたが、満足いく出来になった」と話す。

 1個300円。カフェを併設する姫路大津区長松店(同市大津区長松)では、弘経寺境内の桜をブレンドした紅茶も味わえる。甘音屋本店TEL079・239・1220

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