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てんぐを載せた曵き物をつくる氏子ら=播磨国総社
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てんぐを載せた曵き物をつくる氏子ら=播磨国総社

 20年に1度催される「三ツ山大祭」で行われていた「謡囃子(うたいばやし)」の継承に向け、兵庫県姫路市総社本町の播磨国総社でこのほど、巨大なてんぐを台車に載せた「曵(ひ)き物」造りがあった。

 三ツ山大祭は色鮮やかな布で高さ約18メートルの「置山」3基を造る祭礼。謡囃子は大勢の人々が楽器を演奏しながら置山に向かって行進したとされる。絵図には、着飾った町人たちが姫路城下を踊り歩く姿が残るが、明治期に一度廃れた。

 大祭の国無形民俗文化財指定を目指そうと「一ツ山大祭・三ツ山大祭保存会」が2019年、新春の初えびす祭で謡囃子を復活させた。同保存会は、往時の謡囃子に近づけようと、実物の10分の1サイズの置山や先頭を歩く鎧(よろい)武者、巨大な傘を毎年1つずつ再現してきた。

 復活から4度目の披露となる来年1月の初えびす祭に向け、氏子16人が今夏から絵図に描かれた曵き物を制作。1・8メートル四方、高さ1・1メートルの木製の台車に、高さ1・5メートルのてんぐ(鼻の長さ75センチ)と紅白の御幣を載せ、台車は青い波模様の布をあしらった。てんぐは画家・造形作家のドウノヨシノブさん(47)=たつの市=が総社にあった猿田彦のお面を参考に描き、真っ赤な顔色に塗り上げた。

 同保存会の田中種男会長(93)は「伝統は守るのではなく作っていくことが大切。大祭を年々、華やかにしていきたい」と力を込めた。(地道優樹)

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