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2年ぶりに披露された毛獅子舞=姫路市大塩町(撮影・大山伸一郎)
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2年ぶりに披露された毛獅子舞=姫路市大塩町(撮影・大山伸一郎)
神事のためお旅山へ向かう氏子ら=姫路市白浜町(撮影・大山伸一郎)
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神事のためお旅山へ向かう氏子ら=姫路市白浜町(撮影・大山伸一郎)

 松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町)と大塩天満宮(同市大塩町)の秋祭りが15日、本宮を迎えた。新型コロナウイルスの影響が続いた今年、松原では2年連続で神事のみに。大塩でも屋台の宮入りが自粛されたが、一部の地区で県重要無形民俗文化財の「毛獅子舞」などが2年ぶりに披露された。(山本 晃、森下陽介)

 「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社の秋季例大祭。本来なら名物の屋台練りや神輿(みこし)合わせが繰り広げられ、街中に太鼓の音や掛け声が響き渡るはずだった。しかし、昨年に続いて静かな一日となった。

 この日は午前9時前から、神職や旧7カ村(地区)の総代、関係者ら約20人が神社に集まり、非公開の神事を執り行った。その後、御幣などを手にハイヤーでお旅所へ。コロナ禍の収束や来年の通常開催を願って祝詞を奏上し、玉串を奉納した。

 毎年けんか祭りを見に訪れていたという姫路市継の会社員男性(32)は、松原地区出身の妻(39)、長女(2)らと神事を見届けた。男性は「神様も太鼓の音が聞こえず寂しがっているはず。来年こそ、との思いがより強くなった」と話した。

 関係者はお旅所から再び神社に戻り、午前10時半ごろに神事を終えた。今年の年番、八家地区の松本孝宣(たかのぶ)総代は「大祭は一年の区切りであることに変わりはない。2年間自粛した分、来年は思う存分(屋台練りなどを)やらせてあげたい」と力を込めた。

 大塩天満宮でも15日、秋季例祭の本宮が開かれた。昨年に続き、氏子8地区による獅子舞奉納や屋台の宮入りの自粛を決めた。ただ、地区内での巡行などは「それぞれの判断」として認めた。

 中之丁地区ではこの日午後、約20分間の「毛獅子舞」を3回披露した。氏子らの掛け声に合わせ、全身を黒色や茶色の毛で覆われた獅子が頭を高く差し上げて荒々しく舞うと、地域住民からは歓声が上がった。

 同地区では屋台の巡行もあり、ちょうちんを持った地域の子どもたちも「ヨーイヤサー」の掛け声を上げて町内を練り歩いた。

 祭りを取り仕切った清書元(せいじょもと)の橘秀和さん(56)は「地域全体で久しぶりの祭り気分を味わえてよかった。文化を継承していけるか不安だったので、ひとまず安心しました」と話した。

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