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党幹部の来援を撮影する陣営スタッフ。ネットも駆使して支持拡大を狙う=姫路市内(画像の一部を加工しています)
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党幹部の来援を撮影する陣営スタッフ。ネットも駆使して支持拡大を狙う=姫路市内(画像の一部を加工しています)

 新型コロナウイルス禍の中で始まった衆院選(31日投開票)は、折り返しの週末を迎えた。秋の行楽シーズンながら街頭の人通りはまだ少なく、兵庫11区(旧姫路市)と同12区(西播磨など)では、定番だった集会や夜の演説会を控える動きも相次いでいる。有権者との接点が限られる中、各陣営とも会員制交流サイト(SNS)や動画による情報発信で支持の掘り起こしを図っている。(まとめ・井上 駿)

 土曜日の昼下がり、JR姫路駅前。党幹部の来援を受けた陣営はビデオカメラを準備し、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで中継した。

 SNSを多用する若年層を取り込むのが狙いで、写真共有アプリ「インスタグラム」に街頭演説の予定を載せたり、これまでの活動をまとめた動画をツイッターに投稿したりと“空中戦”にも力を注ぐ。陣営幹部は「握手もできないので、ネットを駆使して風を起こすしかない」と話す。

 過去の選挙戦ではほぼ毎日演説会を開いていたという別の陣営は、街宣中心の戦略に切り替え、ツイッターを頻繁に更新。写真だけでは伝わらない人柄を知ってもらおうと、街頭演説の合間にメッセージ動画などを撮影して投稿する。手話や字幕付きの映像もあり、スタッフの一人は「これまで支持が薄かった層にも広く政策を伝えたい」と勢いづく。

 中には公示前に公式のユーチューブチャンネルを開設した候補者も。陣営の一人は「SNSの投稿に応援のコメントも寄せられ、有権者の反応が分かりやすくなった」と手応えを話す。

 一方、SNSの活用よりも、有権者の顔が見える街頭での訴えを重視する陣営もある。候補者の一人はこの週末、休日の買い物客を狙って飲食店やスーパーが並ぶ幹線道路沿いでマイクを握ったり、支援者を回ったりして、支持固めに時間を割いていた。

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