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県が設けたポイントで車両を消毒する職員。当面は同様の対応が続けられる=姫路市内(撮影・山本 晃)
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県が設けたポイントで車両を消毒する職員。当面は同様の対応が続けられる=姫路市内(撮影・山本 晃)

 兵庫県姫路市内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認された問題で、約15万6500羽の処分が完了した。県内では昨年の淡路市の施設に続く発生だが、万全の対策はないのが現状だ。今回の発生地に近い養鶏場の関連会社で働く男性も「決してもうかる業界ではないが、リスクを1%でも下げられるのなら、そのための投資は惜しまない」と苦悩を語る。

 関係する養鶏場は発生場所の10キロ圏内ではなかったが、今回の事態を受けて鶏舎の消毒液の濃さを倍にしたり、消石灰を再散布したりと対策を強化したという。普段からネズミなどの小動物が入り込まないよう、毎日の巡回で鶏舎に穴などが見つかればすぐに修理している。防鳥ネットも張り巡らせている。

 世界保健機関(WHO)は、鶏肉や卵を食べて感染した例は「ない」とする。ただ、「消費者にとっていい気分でないのは分かる」と男性。懸念するのは風評被害で、「メディアは正しい情報を冷静に流して」と注文する。

 複雑な思いはそれだけではない。「採算以上に、生き物に対する気持ちも大きい」からだ。

 発生すれば、健康な鶏も全て殺処分しなければならない。「とさかが大きくなってきたな」「体は小さいけど元気だな」…。そんな目線でいつも見守っていただけに、寂しさは言葉にできない。「早くワクチンが開発されるなどし、鳥インフルがなくなってほしい」と声を詰まらせた。(上杉順子)

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