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子どもが描いた啓発ポスターを手にするメンバー。アサギマダラが飛び交う地域も目指す=姫路市大津区西土井、西土井自治会館
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子どもが描いた啓発ポスターを手にするメンバー。アサギマダラが飛び交う地域も目指す=姫路市大津区西土井、西土井自治会館

 兵庫県姫路市大津区と勝原区の境を流れる汐入川流域に、旅するチョウとして知られる「アサギマダラ」を呼び込もうと、住民団体「汐入川をきれいにする会」が取り組みを進めている。アサギマダラが好むフジバカマを一帯に植えたところ、1年目から早速4カ所で飛来が確認された。メンバーの清瀬久子さん(57)は「まさかこんなに早く見られるとは」と感動し、意気込みを新たにしている。

 同会は廃棄物の投棄などで汚れた川をよみがえらせようと、2020年に発足した。近隣の住民18人を中心に、月2回の清掃活動や地元の子どもたちを招いた生き物の観察会などを開いている。

 アサギマダラは国内各地で観察できる大型のチョウで、秋から冬に南西諸島に渡り、春になると北上する。同年10月、汐入川流域に飛来した1匹を偶然目にした清瀬さんの発案で、フジバカマを植栽することになった。

 活動をきっかけにつながりのできた同県たつの市の団体から種を提供してもらい、メンバーの自宅や公民館にまいた。さらに清瀬さん宅で育った900株のうち350株を、協力を申し出た広畑中学校(姫路市広畑区小松町3)に贈った。

 成果はすぐに表れ、10月初旬に同会会長の井貫陸平さん宅で確認されたのに続き、南大津公民館、清瀬さん宅、広畑中でも相次ぎ見つかった。同会のメンバーや近隣住民、地元の子どもたちは待望の飛来をそろって喜び、近隣小学校や地域の花壇などでもフジバカマを育てる構想を練る。

 専門家を招いた勉強会も開き、「苦労しただけに喜びはその数倍」と清瀬さん。「来年はもっと多くのチョウが飛び交う姿を見たい」と声を弾ませた。(森下陽介)

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