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新春恒例の独演会に向け、意気込みを語る桂米團治さん=神戸市兵庫区、神戸新開地・喜楽館
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新春恒例の独演会に向け、意気込みを語る桂米團治さん=神戸市兵庫区、神戸新開地・喜楽館

 姫路ゆかりの落語家桂米團治(よねだんじ)さん(62)が来年1月16日、アクリエひめじ(兵庫県姫路市神屋町)で新春恒例の独演会を開く。今秋オープンした真新しい舞台で演じる14回目は、姫路では初披露となる「三枚起請(きしょう)」など3席。「役柄の演じ分けなど三枚起請は難しい。気合を入れてかかろうと思います」と意気軒高だ。(上杉順子)

 人間国宝だった父、故桂米朝さんの郷里である姫路はなじみ深い土地。今も父の命日や夏の姫路落語会など、折々に足を運ぶ。今年9月には同市から、街の魅力を発信する「姫路ふるさと大使」に任命された。

 姫路の独演会は米朝さんが1969年に始め、2005年には「米朝・小米朝親子会」に。09年の米團治襲名以降は、再び独演会として続けてきた。

 三枚起請は、年季明けに結婚を約束した「起請文」を巡る、1人の遊女と客3人の物語。友人同士で起請文を見せ合ったところ、いずれも同じ女の名が書かれていて-。「3人の男の描き分けが難しい。男たちをだまさざるを得なくなった女の心意気と哀れ、そして凜(りん)とした所作を、いかに出すか」と思案する。

 噺(はなし)の前半には、ふんだんに笑いがちりばめられている。「遊女は現代では社会的に哀れだとされる存在かもしれない。しかし、梁塵秘抄(りょうじんひしょう)の一節『遊びをせんとや生まれけむ』(遊ぶために生まれてきたのだろうか)のように、いろんなことが起きるけれど笑って暮らそうよという、円い、柔らかい空気を出したい」と意気込む。

 他の演目は「軽業」「はてなの茶碗(わん)」。それぞれの特徴を楽しんでもらえるよう、組み合わせを工夫した。軽業は上方らしく「はめもの」(落語の中に入るお囃子(はやし))が豊富でにぎやかな噺、はてなは「上品の極み。京と大坂の対比も見どころ」と話す。

 前回はコロナ対策のため座席を減らして2回開催にしたが、今回は再び大舞台に戻る。「『お正月は米團治』と思っていただけるのがありがたい。成長を見てもらえるように努力する」

 午後2時開演。他の出演は桂鯛蔵さん、桂米輝さん。全席指定で一般4500円、高校生以下2500円。姫路労音TEL079・290・5522

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