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戦後間もない頃の姫路の暮らしを、創作折り紙で表現した田中幸子さん=姫路市
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戦後間もない頃の姫路の暮らしを、創作折り紙で表現した田中幸子さん=姫路市

 プロペラ機が空から宣伝チラシをまいたり、ロバがパンを売りに来たりしたんよ-。昭和30年ごろ、姫路の街中を走り回っていた子どもたちの暮らしを、兵庫県姫路市の田中幸子さん(72)が折り紙絵本「昭和の思い出」にまとめた。創作折り紙をストーリーに沿って並べ、仲間が撮影。当時の日用品についてのコラムも添え、懐かしさあふれる一冊に仕上がっている。(上杉順子)

 田中さんは父親が僧侶だったため、真宗大谷派・姫路船場別院本徳寺(船場御坊、同市地内町)の境内で育った。24歳で結婚するまで寺で暮らし、夫の仕事の都合で関東に住んだ後、40歳ごろに姫路へ戻った。

 洋裁の仕事を長くするなど、手先は器用でものづくりも好きだった。折り紙を本格的に始めたのは10年ほど前。「完全に自己流」で、友人に河童(かっぱ)を折ってと頼まれて「ごそごそしてたら、うまくできた」のがきっかけという。

 「一つずつ形になっていくのが楽しい」と夢中になり、5年ほど前に友人たちと「折り紙芝居」のサークルを結成。折り紙で作った昔話の登場人物や小道具をオリジナル音楽や朗読に合わせて動かし、喫茶店などで上演していた。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で活動はやむなく休止に。コロナ禍でもできることを模索し、絵本を作ることにした。

 絵本に登場するのは、お正月の羽子板遊び、おくどさん(かまど)、電気洗濯機、火鉢、オート三輪、チンドン屋など。前半は昭和25~30年ごろの子どもの一日をストーリー仕立てで表現し、後半は、前半に登場した小道具について回想している。

 田中さんは「どうやったら折れるかなと考えるのが面白い。折り紙を通じて昔懐かしい風景を知ったり、思い出したりしてもらえたらうれしい」と話す。

 A4判カラー28ページで、1部300円。播磨地域の書店や喫茶店で販売中。主な取扱店は、浅野書店(姫路市博労町)▽喫茶店「あまのじゃく」(同市岡田)▽同「河童のさんぽ道」(同県福崎町西田原)▽同「田舎の家」(同県たつの市揖保川町野田)。

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