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日ノ本学園高校の箕輪千慧主将=姫路市香寺町香呂
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日ノ本学園高校の箕輪千慧主将=姫路市香寺町香呂
姫路女学院高校の原田愛主将=姫路市花田町加納原田
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姫路女学院高校の原田愛主将=姫路市花田町加納原田

 来年1月3日に兵庫県三木市など県内各地で開幕するサッカーの第30回全日本高校女子選手権に、同県姫路市から日ノ本学園高校(同市香寺町香呂)と、姫路女学院高校(同市豊沢町)が挑む。21回連続出場を誇る伝統校・日ノ本。創部5年目ながら今秋の県大会で優勝し、勢いに乗る姫路女学院。本番を前に、双方の主将に意気込みなどを聞いた。(山本 晃、森下陽介)

 県内では「絶対王者」と名高い日ノ本。神奈川県出身のMF箕輪千慧(ちさと)主将(18)も「目標は当然、優勝」と力を込める。

 イレブンにとって苦い経験となったのが、10月の兵庫県大会決勝で土がついた姫路女学院戦だ。どうして敗れたのか、3年生を中心にミーティングを重ねて突き詰めた。互いのプレーの強みなどを確認しあい、攻守共に磨きをかけたという。

 その結果、11月の関西大会は全試合無失点で優勝。「プレーがより連動するようになった」と、箕輪主将は手応えを語る。新年は、2015年以来の選手権制覇をもくろむ。

 一方、20年に兵庫県播磨高校から改称した姫路女学院。同年に就任した元日本代表、米津美和監督の下で実力を伸ばしてきた。同県たつの市出身のDF原田愛(まな)主将(18)は「全国でも戦えるチーム」と自負する。

 目指すのは「相手の穴を突くサッカー」。動きに目をこらし、守備の隙を見極めて得点につなげる。今秋、日ノ本に公式戦で初勝利した際も、それが生きた。原田主将は「明るさや仲の良さも強み。まずは1勝、そしてベスト8を目指したい」と意気込む。

 2校の初戦はいずれも3日、日ノ本は前橋育英(群馬県)、姫路女学院は鹿島学園(茨城県)と戦う。それぞれ勝利した場合、4日に両校が顔を合わせて「姫路対決」が実現する。

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