姫路

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サウナを満喫した利用客は車外に出て外気浴=神河町根宇野
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サウナを満喫した利用客は車外に出て外気浴=神河町根宇野
焼けた石に水をかける「ロウリュ」も楽しめる=神河町根宇野
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焼けた石に水をかける「ロウリュ」も楽しめる=神河町根宇野
バスの座席の趣が何となく残るサウナ室=神河町根宇野
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バスの座席の趣が何となく残るサウナ室=神河町根宇野
通常のバスには絶対にない煙突から、サウナ運転中は煙が吹き出す=神河町根宇野
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通常のバスには絶対にない煙突から、サウナ運転中は煙が吹き出す=神河町根宇野
「『蒸37』サウナ」行き。ナンバーは「1137(いいサウナ)」=神河町根宇野
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「『蒸37』サウナ」行き。ナンバーは「1137(いいサウナ)」=神河町根宇野

 遠目には見慣れた路線バスの外観そのままだ。この色使いは神姫バス(兵庫県姫路市)の車両に間違いない。近づくと煙突らしきものから煙がモクモク、降りてきた「乗客」の体からは湯気が立ち、とても気持ちよさそうだ。車内はどうなっているのか、そのヒントは車両のナンバープレートにあった。「1137」。答えはもちろん-。(記事・段 貴則、写真・大山伸一郎)

 バスを移動式サウナに改造した「サバス」で、ナンバーは「いいサウナ」にかけてある。車内後部のサウナ室は、中央に通路、左右に座席を置いた構造で、約10人が「乗車」できる。

 記者もサウナ愛好家たちと乗り込んだ。本場フィンランド製のまきストーブがあり、室温は80度を超えている。愛好家の肌を玉のような汗が伝い始めた。「もう一汗かきたい」というときは、降車ボタンを押す。すると、ストーブの焼けた石に水が落ちて蒸気が立ち上った。

 自然の豊かなアウトドア施設などへ貸し出し、現地まで走行して営業する。大きな窓から日光が差し込み、開放感も売りの一つ。「降車」後、特設の水風呂に入り、外気浴をすれば、サバスの終点「ととのう」感覚へと至るというわけだ。

 なぜ、バス会社がサウナを始めたのか。コロナ禍でバスの運行が減る中、若手社員が発案した。営業場所はホームページなどで発信しており「関西、どこへでもサバスが向かいます」とアピールしている。

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