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 兵庫県姫路市立城陽小学校の特別支援学級で起きた暴言・体罰問題で、有識者でつくる「体罰のない学校園づくりのための検討会議」は24日、再発防止策を盛り込んだ意見書を市教委に提出した。今回の問題の教訓が学校現場に浸透するよう、体罰防止や特別支援教育推進の取り組みを定期的に確認する会合の開催を求めた。

 検討会議は兵庫教育大の松本剛教授が座長を務め、小中学校長や保護者ら計11人で構成。昨年12月から4回の会合を開いた。意見書では、体罰防止が16、特別支援教育推進で10の計26項目の対策をまとめた。

 体罰防止では、市教委内に学校長らを委員とする検討会議を新たに立ち上げ、再発防止策の進捗(しんちょく)を確認する。深刻な体罰を認知した場合、刑事告発を見据えて警察に相談するなど対策を強める。また、体罰を認知した際は速やかに市教委に報告・相談し、被害児童や保護者からも話を聞く場を設けるなど初期対応の強化を盛り込んだ。

 特別支援教育の分野では、市教委の「特別支援教育推進会議」で今回の問題を継続して話し合う。福祉機関との連携や担当教員の負担軽減やスキルアップにも取り組む。(井上 駿)

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