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解禁されるツーブロックの見本をイラストで示す生徒=山陽中学校
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解禁されるツーブロックの見本をイラストで示す生徒=山陽中学校

 髪の毛のサイドや襟足を刈り上げて段差を付ける「ツーブロック」。若い男性に流行の髪形だが、校則で禁止している中学校が多い。肌着の色や靴下の長さまで指定する「ブラック校則」の一つに挙げられることもあるが、兵庫県姫路市内では容認にかじを切る学校も出てきた。どうして見直すことになったのか。まだ認めない学校があるのはなぜ?(森下陽介)

 義務教育学校を含め市内の中学校35校に聞いたところ、9校が容認、または今後認める方針を決めていた。7割以上の26校はツーブロックを認めていない。

 新学期から認める高丘中(姫路市山吹1)では生徒会を中心に校則の見直しを進める。昨年、全生徒に実施したアンケートでは「ツーブロックを認めてほしい」「くるぶしまでの靴下はなぜいけないのか」など率直な意見が集まった。

 「ツーブロックも一般的に受け入れられている髪形。学校だけ世の中の流れを無視できない」と長谷川陽一校長。白色のみだった肌着も無地の目立たない色については認め、靴下の長さも自由にする。

 新学期から容認する山陽中(同市延末)は、参考のため、教員が美容室に意見を聞いたところ「爽やかだし、今では当たり前」と言われたという。

 見直しに向けて議論した生徒会では、春から解禁される髪形をイラストで示した。メンバーは「『清潔感があっておしゃれ』と人気の髪形なので、クラスで要望が多かった。他の学校にも広がってほしい」と期待する。

 だが校則を見直す学校はまだ少数派だ。市西部の中学校では、ツーブロックを「極端な髪形」と禁じるが、理由として同様に禁止している公立高校が多い点を挙げる。校長は「90~100%の高校が統一見解として認めるなら、ありだと思う。流行と校則はまた違った話」とする。

 校則は各校長の裁量で決められる。市教委は昨年6月、市内の中学校に「時代にそぐわない校則を変更するように」と伝えた。市教委の担当者は「先進的な例を参考に、その後に続く学校も出てくるのでは」と話す。

     ◇

【賛成】世間とのずれは修正を/山陽中の生徒指導担当教諭

 昨年、男女で区別しない制服のジェンダーレス化に取り組みました。学校のルールを変革する時期です。かつては奇抜な髪形とされていたツーブロックも、今では合理的に禁止する理由がありません。市内の公立中学ではかつて男子生徒は丸刈りでした。世間の感覚とずれが生じたら、修正する必要がある。高校からも「髪形が直接、入学試験の合否に影響することはない」と回答がありました。

     ◇

【反対】小さな社会規則守ろう/姫路市西部の中学校長

 入学試験に髪形の影響がないということは分かるが、学校生活に影響するのでは。例えば、ツーブロック禁止の高校に進学した場合、入学前に既に校則に違反した状態になっている。入学直後に生活指導があれば、生徒の印象も悪くなってしまうのではないでしょうか。学校は小さな社会です。必ずしも生徒の理解が得られなくても、決められたルールは守る必要があります。

     ◇

 納得できない校則、校内のルールがあれば教えてください。神戸新聞姫路本社編集部まで。ファクスは079・281・9277、メールアドレスは、himeji@kobe-np.co.jpです。

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