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手を振って教職員が乗った船を見送る子どもたち=姫路市家島町
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手を振って教職員が乗った船を見送る子どもたち=姫路市家島町

 兵庫県姫路市家島町の家島、坊勢島にある小中学校4校で6日、この春で島を離れる教職員の離任式があった。港には教え子と保護者のほか地域住民も集まり、姫路港へ向かう船に手を振って別れを惜しんだ。

 瀬戸内の離島である両島では、船上の先生たちを色とりどりの紙テープで見送る光景が春の風物詩。ただ新型コロナの影響で一昨年は中止、昨年も人数を限定するなど感染防止対策を取った。今年も船便を分散させるなど一部例年とは異なる方法で、家島小2人、同中6人、坊勢小5人、同中6人の計19人を見送った。

 家島小の小林将人教頭(47)と小谷仙嘉(ひさよし)教諭(39)は、ともに飾磨小に転任した。2021年度の全校児童数46人の「島の学校」から、同800人超の大規模校への赴任だ。

 「新型コロナに振り回されたけど、地域の温かさに助けられた3年間でした」と小林教頭。念願だったという家島で7年間過ごした小谷教諭は「少ない人数だからこそ助け合って生活し、成長する子どもたちに学ぶことが多かった。本当に充実した7年間でした」と振り返った。

 小谷教諭が受け持った男児(12)は「いつもは優しく、悪いことをしたら厳しく叱ってくれてありがとう」と、去りゆく恩師に大きく手を振った。(大山伸一郎)

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