ソースとだしが意外と合う？　姫路名物「えきそば」で知られるまねき食品（兵庫県姫路市）は、たこ焼きをトッピングした「姫路風たこ焼きえきそば」の販売をＪＲ姫路駅構内の店舗で始めた。中華麺に和風だしというミスマッチが特徴のえきそばと、ソースを塗ってだし汁につける姫路流たこ焼きが一度に味わえる。

　大阪の隠れた逸品という「たこ焼きうどん」から着想を得た従業員から「えきそばでもやってみたい」と提案があり、試行錯誤の末に完成した。

　同社が姫路駅の地下街で運営する「姫路タコピィ」では、たこ焼きにソースを付け、だし汁にくぐらせて味わう「明石焼き風たこ焼き」が人気で、二つの名物が合体することになった。

　定番のえきそばにたこ焼き３個と、ネギ、かつお節をトッピングし、お好み焼き用のソースをかける。同社店舗販売部の岡本国広部長は「意外な組み合わせかもしれないが、相性ぴったり」と太鼓判。ソースとだしが絡み合い、こくが増すという。

　現在、同駅構内で神戸方面行きのホームにある「在来線上り店」のみで販売。今後、取扱店舗の拡大も検討しているという。

　１杯４８０円。同社ＴＥＬ０７９・２２４・０２５５

（井上　駿）