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お茶の木を植える「あぼし探茶会」のメンバー=太子町船代
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お茶の木を植える「あぼし探茶会」のメンバー=太子町船代

 お茶を有機栽培や無農薬で育てて味わうグループ「あぼし探茶会(たんさかい)」が今春発足した。兵庫県姫路市網干区の男性が発起人で、同区の寺院に事務局を置き、太子町内の畑で栽培する。3月中旬、お茶の木を2品種60本植えた。収穫できるのは数年先になるが、5月の大型連休には敷地内の他のお茶の木で一番茶摘みに挑戦する。(上杉順子)

 発起人は、国登録有形文化財「加藤家住宅」(姫路市網干区余子浜)の第13代当主で、住宅で交流の場「網干サロン」を主宰する加藤三郎さん(79)。兄が所有する太子町船代の空き地がコンクリート打ちになると聞き、「無粋で環境にも良くない。畑として活用したい」と手を挙げた。

 数ある作物の中からお茶を選んだのは「健康に良いし、きちんと入れたおいしさを広く知ってほしい」から。お茶の木は寿命が長いため、「後世に残せるようなものをつくれたら」という思いもあった。

 交流がある網干区浜田の尼寺「不徹寺(ふてつじ)」が事務局を引き受けた。同寺は茶室を整備中で、将来的には摘んだお茶をそこでたてて皆で一服する展望も描く。会費など収益の一部は茶室の維持管理に充てるという。

 初回は3月13日にあり、会員24人が参加した。長さ15メートルほどの2畝にサエミドリ、ヤブキタの苗木を30本ずつ植えた。サエミドリはうまく育てれば玉露ができ、ヤブキタは広く普及している品種という。

 網干公民館の親子茶道教室に通う男児(6)と妹の女児(4)=同市=は「お抹茶がどうやってできるか勉強しよう」と、祖母の女性(63)=同市=と参加。「いつも飲んでいるお茶がこれからできると思うと不思議。早く飲んでみたい」と声を弾ませた。

 加藤さんは「お茶を育て、製茶して賞味するというのは非日常。いろんな人が集まって交流する場になればうれしい」と語る。2022年度は既存の木での茶摘みなどを予定。次回は5月8日に開催する。

 会員には、年数回の作業に参加する正会員、手作りのお茶を年1回程度受け取る賛助会員がある。いずれも1年更新で、毎年2月に会員登録費千円が必要。不徹寺TEL079・272・0823

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