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 病気や障害がある家族の介護や、幼いきょうだいの世話などを担う「ヤングケアラー」の支援に向け、兵庫県姫路市が支援マニュアルと早期発見のための評価シートを作成した。市のこども家庭総合支援室が調整役となり、学校、福祉施設など関係機関と連携したサポートに取り組む。(井上 駿)

 市は現在、小学生を含む18歳までをヤングケアラーと判断し、支援している。同室の担当者は「子どもに関わっている仕事に従事している人への周知を進め、早期に発見し、支援につなげたい」と話している。

 国が昨年4月に発表したヤングケアラーの実態調査によると、中学2年の5・7%(17人に1人)、全日制高校2年の4・1%(24人に1人)が「世話をしている家族がいる」と回答。内容は、きょうだいの保育園送迎や祖父母の介護、家事など多岐にわたり、中2は1日平均4時間、高2は同3・8時間を費やしている。

 各家庭の問題が貧困や障害、介護など複数の分野にまたがるケースが多く、市は同室を調整役とし、学校や保育園、介護事業所など関係機関と連携する方式を採った。18歳になっても支援が途切れないよう、地域全体で対象家族を見守るアプローチを続ける。

 マニュアルでは、家庭内の機微に触れて問題の把握が難しく、本人の自覚や家族の理解がないなど表面化しにくい側面があると指摘。子どもと接する際は、家族のケアをしていることを否定せず、プライバシーへの配慮も求めている。

 同室によると、日常的な家族の世話で学校に行けなかったり、宿題や勉強に割く時間が取れなかったりする子どもがいるという。担当者は「貧困や介護、ひとり親家庭など複雑な事情が絡み合っているケースが多く、周囲の大人が気付くことが重要。一人一人に寄り添った対応を心がけたい」としている。市こども家庭総合支援室TEL079・221・2066

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