姫路の魅力を発信する第５４代「姫路お城の女王」が１１日、発表された。いずれも兵庫県姫路市在住の宇野音羽さん（１９）＝大阪大２年＝と小西真悠子さん（２２）＝東京学芸大４年、安田りかさん（１９）＝神戸女学院大２年＝の３人。任期の１年間、市内外のイベントなどで地元をＰＲする。

　姫路市に在住・在勤・在学または播磨地域に在住の１８歳以上が対象で３５人が応募。２月の審査会で３人が選ばれた。新型コロナウイルスの影響で交代は２年ぶり。今月２１日の「姫路お城まつり」でデビューする。

　宇野さんは高校時代、授業の一環で姫路の観光ＰＲ動画を制作した。英語も堪能といい、「姫路の美しい建造物や風景、グルメといった魅力を世界にもＰＲしたい」と意気込む。

　小西さんは大学進学を機に東京で生活し、姫路の人や地域の温かさに気付いたという。現在は姫路に戻り、「市外の人に『来たい』を超え、『住みたい』と思ってもらうのが目標です」

　安田さんは幼い頃から姫路城が見えるバレエ教室に通った。「ＳＮＳ（交流サイト）も使ってまずは市民が地元に誇りを持てるように良さを伝え、さらに海外まで魅力を広げたい」と力を込めた。（田中宏樹）