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マルチポニックスについて説明する小西勇史さん(右)=県内
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マルチポニックスについて説明する小西勇史さん(右)=県内
水耕栽培と淡水魚、ニワトリの飼育を同時に行える装置=県内
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水耕栽培と淡水魚、ニワトリの飼育を同時に行える装置=県内
屋外にあるケージにはニワトリがいる=県内
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屋外にあるケージにはニワトリがいる=県内
マルチポニックスで育てているオニテナガエビ=県内
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マルチポニックスで育てているオニテナガエビ=県内

 兵庫県姫路市のベンチャー企業「コニークリエイティブ」が、エビと魚、ニワトリ、野菜を一体的に育てる装置「マルチポニックス」を開発した。水槽などの飼育設備を配管でつなげ、鳥や魚のふんを植物の肥料として役立てる仕組み。小西勇史社長(24)は「水の交換も原則不要。世界の食糧問題にも一石を投じられるはず」と力を込める。(山本 晃)

 姫路出身の小西さんは淳心学院高を卒業後、東海大工学部に進学。在学中の3年前、台湾旅行で食べたオニテナガエビの塩焼きの味に魅了され、日本でも育てたいと考えたのが開発のきっかけという。

 新型コロナウイルス禍で大学の授業がオンラインになり、小西さんも姫路の実家に帰った。「お金はないが、時間はある。オニテナガエビを日本でも広めたい」。高校時代の友人で早稲田大4年の渡辺匠(しょう)さん(24)も加わり、水槽と水耕栽培の装置を配管でつなぎ、双方を同時に育てる「アクアポニックス」に着目した。貯金を切り崩しながら浄化装置を自作するなどして試行錯誤を続けた。

 さらに植物の育ちを良くするために目をつけたのが、肥料としても活用される鶏ふん。ニワトリを加えて「マルチポニックス」と名付けた。水質と栄養のバランスを保つのに苦労したというが、知人宅のカーポートを改装した作業場で、ニワトリ2羽、オニテナガエビとホンモロコなど計約1800匹、水耕栽培のミニトマトやキウイなど約10種類を配管でつながれた一つの装置で同時に育てている。

 2人は開発のめどが立った1年前に起業。装置の販売を始め、渡辺さんは「地域で課題になっている空き家や休耕田対策にもなる」と手応えを語る。この春に大学を卒業した小西さんは「設備の大型化への課題などがある。今後も研究を続けたい」と話した。

 コニークリエイティブTEL090・9764・7998

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