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再び世界の舞台を目指してゴルフに打ち込む大林奈央さん=姫路市城東町中河原
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再び世界の舞台を目指してゴルフに打ち込む大林奈央さん=姫路市城東町中河原

 兵庫県姫路市在住の女子プロゴルファー大林奈央さん(山東CC)が、今春開幕した若手選手対象のツアー大会で活躍を続けている。5年前に世界ジュニア大会を制して将来を嘱望されながらも、プロテストでは実力を出せずに不合格を繰り返し、競技から離れようかと悩んだこともある22歳。過密なスケジュールで全国を飛び回るプロ1年目、家族や支援者への感謝を胸に、もう一度「世界」へとつながる道を歩み始めた。(大山伸一郎)

 4歳の時、姫路市内のゴルフスクールで初めてクラブを握り、遊び感覚でゴルフに没頭したという大林さん。7歳でアオノジュニア大会(小学女子低学年)で優勝して以来、練習に打ち込み、毎週のように遠征に出掛けた。ゴルファーとして順調な成長期は、学校を休みがちになるなど悩みを抱えた思春期でもあった。

 2017年、相生学院高3年で出場した世界ジュニア選手権(米カリフォルニア州)。笹生優花選手を逆転で下しての勝利は、大きなニュースになった。翌年のプロテストで当然合格、その後はツアーで活躍-そんな青写真を、自身も周囲も描いていた。

 しかし、今や日本を代表する渋野日向子選手や稲見萌寧選手ら21人が並ぶ2018年の合格名簿に大林さんの名前はなかった。今では「世界一になってから、自分で勝手に重圧をかけていた」と振り返られるが、当時は何が問題なのかも分からない日々。コロナ禍で活動の場も制限される中、日本初のプロコーチとして知られる井上透さんの指導を受け、自分自身のゴルフと向き合うようになった。

 強みや弱点をデータ化、整理して臨んだ昨年11月、4度目のプロテスト挑戦。それまで大事にしていた「自然体」よりも「全力で」コースに向かう強い気持ちを出し、持ち味の堅実なプレーを発揮して合格をつかみ取った。

 今春、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)主催の下部にあたるステップアップツアーに参戦。第3戦の「フンドーキンレディース」(4月12~14日)で優勝を果たし、来季上部ツアーへの足がかりを得た。今季は下部ツアーを主戦場に、上部大会に出場する選考会への挑戦を並行して続けるという。

 かつて世界の女子ゴルフ界を席巻したオチョア選手に憧れて、米国で戦うゴルファーを目指してきたという大林さん。「ゴルフに集中する生活がしんどい時期もあったけれど、支え続けてくれる人のためにひとまず結果を出せたことがうれしく、安心した。次の勝利に向かって集中し、挑戦を続けたい」と、子どものころ思い描いた夢に、一歩ずつ進み始めている。

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