姫路

  • 印刷
コロナ禍前は外国人も多く訪れた姫路城。人出の回復に期待が寄せられる=2018年11月、姫路市本町
拡大
コロナ禍前は外国人も多く訪れた姫路城。人出の回復に期待が寄せられる=2018年11月、姫路市本町
外国人に姫路の魅力をPRした動画の一場面。好古園も紹介している(姫路観光コンベンションビューロー提供)
拡大
外国人に姫路の魅力をPRした動画の一場面。好古園も紹介している(姫路観光コンベンションビューロー提供)

 新型コロナウイルスの水際対策で入国禁止としていた訪日外国人観光客の受け入れが10日、再開される。兵庫県姫路市では外国人が姫路城入城者の4分の1を占めるなど観光業を下支えしていた分、海外からの旅行客の激減は地域経済に大きな影響を与えた。業界の回復に向けた第一歩となる制限緩和を前に、関係者からは期待の声が上がる。(田中宏樹)

 「外国人の減少は入城料収入に直接影響し、苦しかった。少しずつでも客足が戻るとありがたい」。姫路城管理事務所の阿蘇裕之副所長(55)は外国人の受け入れ再開を歓迎する。

 姫路城はコロナ禍前の2019年度、約154万8千人が訪れた。外国人は約39万5千人で、全入城者の25・5%を占めた。だが、感染拡大により20年度の外国人入城者は7782人、21年度も7134人と激減。全入城者もコロナ前から110万人以上減り、入城料収入は大きく落ち込んだ。

 訪日客の回復は収入増に直結するが、阿蘇副所長は「感染防止の面でやや心配もある」と不安も漏らす。姫路城は当面、大天守などの屋内ではマスクの着用を推奨する方針。政府は外国人観光客に日本の着用ルールの徹底を求めるとしており、「ホームページや案内板で外国人にも周知を図りたい」とする。

 一方、19年度に市内で約9万3千人を数えた外国人宿泊客が20年度は5168人にとどまり、宿泊施設も大打撃を受けた。料金が安く、ほかの宿泊者と交流できることから外国人を中心に人気を集めたゲストハウスも苦境に陥った。

 姫路城近くの本町商店街にある「ヒメジガハハゲストハウス」もその一つ。コロナ禍前は外国人が宿泊客の6~7割を占めたといい、経営する松岡京子さん(50)は「受け入れ再開は率直にうれしい」と声を弾ませる。

 しばらくは入国できる観光客がツアー客に限定されるため、宿泊客の増加にはまだ時間がかかりそうだ。それでも、松岡さんは「制限緩和でこの先への希望が見えた。本格的な再開を心待ちにしたい」と話す。

 ただ、誘客を担う姫路観光コンベンションビューローの浦上正寛さん(41)は「このまま受け入れが一気に進む可能性もある。準備を整えていく必要がある」と気を引き締める。

 同ビューローは20年度、姫路の魅力をアピールする外国人向け動画を約20本作って海外に配信した。台湾や香港で昨年催された旅行博覧会では、現地業者の協力を得てPRブースを出展し、アフターコロナに備えてきた。

 姫路城周辺ではコロナ禍前、飲食店が外国語表記のメニューを用意するなど、街全体で外国人をもてなす雰囲気が醸成されていた。浦上さんは「市や地域と一緒になり、もう一度機運を高めていきたい」と意気込む。

姫路
姫路の最新
もっと見る
 

天気(8月15日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 36℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 36℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ