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夏のえきそば(紀州南高梅ねばトロえきそば)(まねき食品提供)
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夏のえきそば(紀州南高梅ねばトロえきそば)(まねき食品提供)
チーズえきそば(まねき食品提供)
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チーズえきそば(まねき食品提供)
えきそば真っ黒田(まねき食品提供)
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えきそば真っ黒田(まねき食品提供)
姫路城えきそば(まねき食品提供)
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姫路城えきそば(まねき食品提供)
とんかつえきそば(まねき食品)
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とんかつえきそば(まねき食品)

 中華麺と和風だしのミスマッチが特長で、兵庫県姫路市民のソウルフードと言えば「えきそば」。定番は7割以上の客が注文する「天ぷらえきそば」だが、販売するまねき食品(姫路市)によると、3月に売り出した「姫路風たこ焼きえきそば」が予想外に売れているという。新メニューの開発に力を入れる同社は、定期的に変わり種で勝負をかけており、楽しみにしているファンも多い。これまで登場した30種類以上の中から、ヒットした一品や「不発」に終わったえきそばを調べてみた。(井上 駿)

 えきそばと言えば、小エビ入りでしっとりした「天ぷら」と、油揚げをトッピングした「きつね」が不動の2大看板。ところが近年、変わり種も相次いで登場している。「定番ばかりで飽きないよう、理想は季節ごとに新商品を発表したい」。同社で営業を担当する岩本健司さんの鼻息は荒い。

 きっかけは、2014年に放送されたNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」。官兵衛の出身地・姫路も注目され、同社は「とり天えきそば」「からあげえきそば大分風」など、多くの新メニューを生み出し始めた。その数は現在、30以上。販売終了分も含め、JR姫路駅ホームにある「在来線上り店」と「在来線下り店」の販売実績をもとに人気ランキングを調べてみた。

 人気第1位に輝いたのは、夏季限定の「夏のえきそば」。今季は「紀州南高梅ねばトロえきそば」としてリニューアルし、今月6日から販売を始めた。冷えそばに梅干し、かつお節、オクラやヤマトイモ、オニオンスライス、モロヘイヤをトッピングし、「ネバネバ」感のある一品に仕上げた。

 3位は「チーズえきそば」。岩本さん考案で、和風だし、チーズ、中華麺と「和洋中」が一度に楽しめる。カルボナーラのような味で、女性に好評という。

 5位は「えきそば真っ黒田」。ユニークな商品名は官兵衛にちなんでおり、黒ごまで包んだ鶏つくねをトッピングした。残念ながら販売が終了しており、味わうことができない。

 一方、ヒットせずにひっそりと販売終了となったメニューも多い。牛天をのせた「牛天えきそば」は、2店舗では、販売数が計200杯に届かなかった。

 「マーボーナスえきそば」や「トマトチーズえきそば」「ヤマトイモとろろえきそば」なども販売終了。意欲的な盛り付けにもかかわらず、時代を先取りしすぎたのか。姫路城の形をしたこんにゃくをのせた「姫路城えきそば」や、とんかつ1枚をのせた「とんかつえきそば」、穴子1匹と姫路特産のタケノコをのせた「春のあなご1本えきそば」などもあった。

 多彩な新商品を生み出し続ける背景には、同社が駅弁や弁当の老舗で、多様な食材を取り扱ってきたことが大きい。ソースを塗ったたこ焼きをだしに浸して食べる姫路風の食べ方に着目した「姫路風たこ焼きえきそば」は、従業員の提案をもとに素早く商品化した。

 店舗販売部の岡本国宏さんも「季節にぴったりだったり、ご当地の名物をトッピングしたり、お客さんをあっと驚かす攻めのメニュー展開を続けたい」と力を込める。駅ホームの店で券売機を見てみると、新たな看板商品へと大化けする変わり種が見つかるかも。

〈えきそば変わり種メニューの人気ランキング〉

(1)夏のえきそば(紀州南高梅ねばトロえきそば) 

(2)かき揚げえきそば   

(3)チーズえきそば    

(4)マイタケとエノキタケの肉えきそば

(5)えきそば真っ黒田

【えきそば】料亭や弁当を手掛けていたまねき食品が1946年、物資が不足する中で、こんにゃく粉とそば粉をまぜた「うどん」を駅のホームで売り出したのが始まり。料亭の味を引き継いだ和風だしに、傷みにくい中華麺を組み合わせると大ヒットし、3年の試行錯誤を経て現在の形に落ち着いた。70年ごろには姫路駅の3店で1日6千食に達したという。

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