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6%台に精米した米は通常の米よりかなり小さい
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6%台に精米した米は通常の米よりかなり小さい
完成した純米大吟醸をPRする田中康博社長=姫路市下寺町
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完成した純米大吟醸をPRする田中康博社長=姫路市下寺町

 酒米を極限まで磨いた酒造りに取り組んでいる田中酒造場(兵庫県姫路市広畑区本町3)が、今年も精米歩合6・3%の純米大吟醸「亀の甲 寿亀(ことぶきがめ)」を完成させた。米のタンパク質や脂質が含まれた部分を極力取り除き、粒を1ミリ未満にすることで、香り高く、繊細ながらも米のうま味をより感じられる酒に仕上がったという。15%台の「白鷺の城 縁結・結寿(ゆうじゅ)」と合わせ、予約販売を受け付けている。(山本 晃)

 通常の酒米は精米歩合60~70%程度。同社は精米機メーカーや西脇市の契約農家と協力し、長年精米歩合の更新に挑んできた。寿亀はコシヒカリの祖先ともされる品種「亀の尾」を、縁結・結寿は山田錦を使用。約10日かけてじっくりと精米し、果実のような香りや味わいを引き出した。削った残りの部分は米粉などにして活用するという。

 いずれも720ミリリットル入りで250本限定販売。寿亀が2万7500円、縁結・結寿は3万3千円。毎年、海外の愛飲家からも問い合わせがあるといい、田中康博社長(69)は「温度の変化で味わいも変わる。冷やしてからワイングラスに入れて、じっくりと楽しんで」と話す。

 16~19日、山陽百貨店地下で無料の試飲販売も行う。田中酒造場TEL079・236・0006

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