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2020年12月、地球に帰還したカプセルが回収された(JAXA提供)
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2020年12月、地球に帰還したカプセルが回収された(JAXA提供)
高熱で黒く焼け焦げている「背面ヒートシールド」(JAXA提供)
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高熱で黒く焼け焦げている「背面ヒートシールド」(JAXA提供)
会場では持ち帰った砂のサンプルも拡大して見ることができる(JAXA提供)
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会場では持ち帰った砂のサンプルも拡大して見ることができる(JAXA提供)

 小惑星りゅうぐうの砂を地球に持ち帰った宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」の帰還カプセルが11月25~29日、兵庫県姫路市神屋町のアクリエひめじで展示される。約52億キロの宇宙の旅を経て地球に戻ったカプセルの実物が、姫路で初めてお披露目される。期間中はJAXA宇宙飛行士の大西卓哉さんの講演会があり、市が11日まで参加者を募っている。(田中宏樹)

 はやぶさ2は2014年12月に地球を出発し、19年2月に約3億キロ離れたりゅうぐうに初着陸。5・4グラム分の砂や石の採取に成功し、カプセルは20年12月に地球に帰還した。持ち帰った砂からは「生命の源」とされる有機物のアミノ酸や炭酸水が検出されている。

 会場ではカプセルの内部に搭載された電子機器や、大気圏突入時の高熱から内部を守った「背面ヒートシールド」などを展示。りゅうぐうの探査で使用した機器も紹介する。大西さんの講演は26日午後1時半からで、16年に国際宇宙ステーションで約4カ月滞在した経験などを語る。

 26、27日にはデジタル技術の仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用し、無重力空間を疑似体験できる有料イベントを開催。ANAグループが協力し、子どもたちが客室乗務員の制服姿で写真撮影できるコーナーも設ける。

 入場無料。講演会は定員600人で、応募多数の場合は抽選。イベント事務局まではがきかメールで申し込む。事務局TEL080・2457・7799

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