国内各地の焼き物が展示販売される「第３５回全国陶器市」が１１月２～６日、姫路城南側の大手前公園（兵庫県姫路市本町）で開かれる。全国約３０の産地から窯元が集う西日本最大規模の陶器市で、丹波焼や有田焼（佐賀）、備前焼（岡山）などの作品を購入できる。

　市や姫路商工会議所、市商店街連合会などでつくる「ひめじ町衆の祭典実行委員会」が主催。１９８８年に始まり、昨年は約６万６千人が訪れた。

　今回は各産地の職人が電動ろくろで制作を実演するコーナーが３年ぶりに復活。３、５、６日の各日午前１１時と午後３時から約１時間、工程を解説しながら妙技を披露する。

　期間中は同じ会場で、市内の１８事業者が革製の靴やかばん、小物などを展示販売する「姫路城皮革フェスティバル」を開催。工芸菓子の展示や菓子の販売がある「姫路菓子まつり」も開かれる。

　市産業振興課の担当者は「多彩なイベントで老若男女が楽しめる場となる。近場からのお散歩や市外からのお出かけなどで、多くの人に足を運んでほしい」と話した。

　いずれも午前１０時～午後５時。同課ＴＥＬ０７９・２２１・２５２２

（田中宏樹）