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2019年11月、姫路市林田町に出没したサル。今回は突如、市中心部に現れた(住民提供)
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2019年11月、姫路市林田町に出没したサル。今回は突如、市中心部に現れた(住民提供)

 11月上旬、兵庫県姫路市の姫路城周辺でサルの目撃が相次いだ。城の東側にある中堀近くで見つかったのを皮切りに、近くの白鷺小中学校や姫路護国神社にも出没。けが人はなかったが、まるで忍者のように消えては現れてを繰り返し、姫路市には1~3日の3日間で計16件の目撃情報が寄せられた。お猿さん、どうしてお城へ? (森下陽介、橘高 声)

 「学校にサルがいます。すぐに廊下や教室の窓を閉めてください!」。2日朝、すでに多くの児童や生徒が登校していた白鷺小中学校に、校内放送のアナウンスが響いた。

 中学部の古寺弘憲教頭によると、中庭に侵入したサルは校舎屋上へ上がり、約20分間、わが物顔で歩き回った。都会育ちの子どもたちは興奮して窓に張り付き、物珍しげにサルを眺めたという。

 その後、興味をなくしたのか校舎北側から敷地の外へ。古寺教頭は「食べ物を探してやって来たのかな。子どもたちにも、学校の畑にも被害がなくて良かった」と胸をなで下ろす。

 最初の目撃例は前日の1日朝、姫路市五軒邸の民家の屋根の上で見つかった。群れから離れて単独で活動する雄の「ハナレザル」とみられ、約1時間半後には南に500メートルほどの国道2号沿いへ。姫路護国神社や姫路城南の土産物店前を転々とした。サルは3日夕、最初に発見されたのと同じ姫路城中堀近くで、防犯カメラに映ったのを最後に姿を消した。

 姫路市内のサルの目撃例では、郊外を起点に少しずつ人の多い場所へと移動し、市街地に到達するケースはあった。先月も近くの山から飾磨区の住宅街に近づくようにサルの目撃情報が寄せられた。ただ今回は突如として市中心部に現れた。一体、どこから来たのだろう。

 県森林動物研究センター(丹波市)の野口和人森林動物専門員は、姫路城から北へ約4キロの広峰山からやって来たと推測する。「群れが生息する神河町から広峰山までは山が続く。群れから離れたサルが南下し続け、意図せず市街地に迷い込んだのでは」とする。

 姫路市林田町では3年前、男性がサルに爪で引っかかれてけがを負い、1匹が殺処分された。昨年には同市飾磨区で、民家2階から入り込み、テレビを倒すなど部屋を荒らした例もある。

 「高い所を移動するサルは人目に付きにくく、姫路城に来るまで見つかるのをうまく避けられたのかも」と市の担当者。「お城の周りには意外と緑が多い。ちゃんと山へ帰ってくれていればいいのだが」と気をもんでいる。

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