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本多忠刻と妻千姫の衣装をイメージした着物。着用して記念写真の撮影ができる(姫路市提供)
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本多忠刻と妻千姫の衣装をイメージした着物。着用して記念写真の撮影ができる(姫路市提供)

 兵庫県姫路市は28日から、世界文化遺産・国宝姫路城(姫路市本町)を舞台に、カップルが城主の嫡男本多忠刻(ただとき)と妻千姫をイメージした着物姿で記念撮影できる企画の参加者を募集する。衣装は市民団体「姫路城を守る会」が市に寄贈した計約360万円相当の復元品を活用。同城の非公開エリアも巡り、幸せいっぱいの2人を撮影する。

 忠刻は、後に姫路城主となる本多忠政の息子で、徳川家康の孫である千姫と当時は異例の恋愛結婚で結ばれたとされる。2人は同城で約10年間の結婚生活を送り、千姫にとっては生涯で最も幸せな時期だったと伝わる。

 千姫の衣装は昨年7月、忠刻の衣装は今年9月にそれぞれ寄贈され、市はイベントなどで展示してきた。今回は通常では体験できない特別な一日を過ごしてもらおうと、初めて着用できる機会を設けた。

 当日は姫路城迎賓館で着付けをして入城。西の丸庭園や備前丸のほか、普段は立ち入れない乾小天守、ロの渡櫓(わたりやぐら)でも撮影する。市観光課は「お城で幸せに暮らした千姫と忠刻にちなみ、復元された着物で特別な時間を過ごしてほしい」と話した。

 料金は1組10万円。着付けやヘアメーク、カメラマンの手配費用は別途必要。撮影日は来年1月11日~2月22日の平日で調整する。

 専用ホームページで12月15日まで受け付ける。先着5組。問い合わせは神戸新聞事業社TEL079・285・2701(平日のみ)。

(田中宏樹)

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