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照明の落とされたコーナーでは、探査で実際に使われたカプセルなどがケース内に展示されている=姫路市神屋町(撮影・大山伸一郎)
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照明の落とされたコーナーでは、探査で実際に使われたカプセルなどがケース内に展示されている=姫路市神屋町(撮影・大山伸一郎)
会場に展示されている「はやぶさ2」の実物大模型=姫路市神屋町(撮影・大山伸一郎)
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会場に展示されている「はやぶさ2」の実物大模型=姫路市神屋町(撮影・大山伸一郎)

 小惑星「りゅうぐう」の砂を地球に持ち帰った宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」の帰還カプセルなどを展示する特別展が25日、アクリエひめじ(兵庫県姫路市神屋町)で始まった。「はやぶさ2」の実物大模型もあり、偉業達成までの道のりを体感できる。29日まで。(橘高 声)

 はやぶさ2は2014年12月に種子島宇宙センター(鹿児島県)を出発し、19年2月に約3億4千万キロ離れた小惑星りゅうぐうに着陸。5・4グラムの砂の採取に成功した。カプセルは20年12月に地球に帰還。持ち帰った砂からは「生命の源」とされる有機物のアミノ酸などが検出されている。

 会場では、直径40センチ、高さ20センチのカプセルを分解して展示。内部に搭載された電子部品やパラシュート、大気圏突入時の熱から守ったシールドなどを見ることができる。

 はやぶさ2がりゅうぐうで採取した砂のサンプル0・02グラムのほか、全長約6メートルのはやぶさ2の立体模型、帰還した物質を国内外の研究機関などに運ぶ試料輸送容器も展示されている。

 同展の担当者は「貴重な展示を見て、宇宙や科学に興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。26、27日にはデジタル技術の仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用し、無重力空間を疑似体験しミッションに挑戦できる有料イベントもある。

 午前10時~午後5時。入場無料。イベント事務局TEL080・2457・7799

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