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ジャパンレザーアワードで受賞したトートバッグを紹介する中野義夫さん=姫路市花田町小川
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ジャパンレザーアワードで受賞したトートバッグを紹介する中野義夫さん=姫路市花田町小川

 国内最大級の革製品コンテスト「ジャパンレザーアワード2022」で、兵庫県姫路市在住の皮革職人中野義夫さん(40)のトートバッグが、かばんのデザイン力や技術力を競う部門でトップのベストプロダクト賞を受けた。バッグの前面と底面をつなぐパーツ「捨てマチ」を台形とした斬新なデザインや、スマートフォンなどの出し入れがしやすい内ポケットを付けた点などが評価された。(田中宏樹)

 同アワードは日本皮革産業連合会(東京)が主催。同部門には56点の応募があり、デザインの専門家が審査した。

 中野さんは2008年から5年間、若手職人のための拠点「革工房BAIMO(バイモ)」(姫路市南駅前町)で活動。現在は市内の皮革工場の一角を借りて財布や名刺入れなどの製品を手がけ、アンテナショップ「レザータウン姫路 革の里」(同市花田町小川)の教室で講師も務める。

 トートバッグは牛革を使い、台形の捨てマチに自身のブランド名「Wish Born」(ウィッシュ・ボーン)とロゴマークを刻印。中野さんは「前と後ろが分かりやすく、自己主張の強いバッグになった」と笑う。持ち手を男性が肩に掛けられるほど長くし、不要な金具やひもをなくした上品なデザインに仕上げた。

 「工夫が認められた結果で、うれしい以外の言葉がない。受賞を機に自分のブランドの商品をもっと世に出していきたい」と中野さん。トートバッグは12月1日から東京都の新宿マルイで展示。注文があれば生産する。6万6千円。

 革の里TEL079・253・7115

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