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福岡ソフトバンクホークスとの仮契約に臨んだ岡植純平さん(右)と同球団の永井智浩本部長=飾磨工業高
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福岡ソフトバンクホークスとの仮契約に臨んだ岡植純平さん(右)と同球団の永井智浩本部長=飾磨工業高

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で福岡ソフトバンクホークスから育成5位指名を受けた飾磨工業高3年岡植(おかうえ)純平投手(18)=兵庫県姫路市=が5日、福岡市内で同球団の新入団選手発表会見に臨む。同校の生徒がドラフトからプロに入るのは初めて。最速145キロの速球と多彩な変化球を持ち味に、同球団からメジャー行きを希望している千賀滉大投手を目標に1軍のマウンドを目指す。(井上 駿)

 岡植投手は、地元の「キッズ広二ソフトボールクラブ」で球技を始め、広畑中野球部を経て「家から近く、就職したかった」と同高校に進学。幼なじみの武藤和希さん(18)に誘われ、硬式野球部に入部した。

 元々は内野手だったが、池田信次監督と岩崎誠司コーチが素質を見いだし、1年生の秋から本格的に投手に転向。速球を中心にスライダー、カットボール、チェンジアップなどを投げ、強気の投球が持ち味という。捕手の安岡瑛知さん(18)も「本人が工夫を重ね、昨年秋ごろから球速が10キロ以上伸びた」と振り返る。

 今夏の甲子園につながる高校野球兵庫大会では、初戦の淡路三原を下したが、2回戦で後に同大会で優勝する社に惜敗した。

 10月20日にあったドラフト会議では、同校の大講義室で職員や部員が中継を見守る中、名前が読み上げられ、どよめきと拍手がわき起こった。11月16日には仮契約に臨み、同球団編成育成本部の永井智浩本部長=兵庫県明石市出身=は「ストレートの質やスライダーのキレを評価した。まだ体が十分に仕上がっていない中での投球に将来性を感じている。育成出身の千賀に続いてほしい」と期待する。

 投手に本格転向してわずか2年でつかんだ夢への切符。岡植投手は「入団までにしっかり体をつくり、1軍で登板してみんなに恩返しをしたい」と前を向いた。

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