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干支の引き継ぎ式で、ウサギを抱く児童たち=姫路市立動物園
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干支の引き継ぎ式で、ウサギを抱く児童たち=姫路市立動物園
神戸新聞NEXT
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針金や新聞紙で作られたトラの置物。軽い=姫路市立動物園
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針金や新聞紙で作られたトラの置物。軽い=姫路市立動物園
キリンも実はウシの仲間。2020年と21年の引き継ぎ式に登場した=姫路市立動物園
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キリンも実はウシの仲間。2020年と21年の引き継ぎ式に登場した=姫路市立動物園
犬の代わりにイヌ科のタヌキが出たことも(2017年)=姫路市立動物園
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犬の代わりにイヌ科のタヌキが出たことも(2017年)=姫路市立動物園

 新年を前に兵庫県の姫路市立動物園(同市本町)で12日、恒例の干支の引き継ぎ式があった。今年の「寅」、そして来年の「卯」に当たる小学6年生が干支にちなんだ動物を前に抱負を語ったが、よく見るとなんだかおかしい。かわいらしいウサギの傍には、針金と新聞紙で作ったちょっぴりリアルなトラの置物。調べてみると、過去には代役でキリンやタヌキも登場したらしい。さすがに無理やりのような気もしますが…。

■「そもそも飼育していない」

 動物園によると、引き継ぎ式は1992年に始まった。今年は近くの野里小学校から34人が来園。卯年代表の小学生女児(11)が「ウサギのようにほのぼのとした一年にしたい」と抱負を述べ、記念撮影やウサギへの餌やりを楽しんだ。

 気になるのはトラの置物だが、「そもそも飼育していないからです」と飼育担当係長の河野光彦さん(56)はあっさり。2011年に雌のベンガルトラ「マキ」が死んだため、普段は倉庫に眠っている置物を登場させたという。

■「代役」出演増え

 現在91種を飼育する同園だが、該当するのは十二支のうち七つだけだ。ただし、サルはよくイメージされるニホンザルではなくリスザル、ウマはシマウマ-など細かく見るとさらに当てはまる動物は減る。かつては大半を飼育していたが、死ぬなどして「代役」の出演が増えたという。

 例えば21年の丑年では、ウシの代わりにウシ目のキリンが登場。戌年にはイヌ科のタヌキが代役を務めた。「全部集まっている方が珍しいのでは。子どもたちに多くの動物について学んでもらえるので問題ない」。河野さんは胸を張る。

 ちなみに「辰」は架空の生き物のため、市立水族館からタツノオトシゴを借りている。河野さんは「市立で両方の施設がある姫路ならでは。来年はまた頼まないとあかんね」といたずらっぽく笑った。(山本 晃)

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