クリスマスを前に、サンタクロースやトナカイ姿の子どもたちが、兵庫県姫路市の姫路駅周辺の市街地を練り歩くイベントが１７日、始まった。親子連れらがクリスマスにちなんだ仮装をし、商店街や商業施設にあるブースを訪ねてお菓子などのプレゼントを受け取った。１８日まで。

　「ちびっこサンタ大行進」と題した催し。中心市街地の活性化につなげようと、駅周辺の商店街と商業施設、姫路市が連携して初めて開いた。

　サンタの服を着たり、トナカイのカチューシャを着けたりした子どもたちは、保護者と一緒に次々と街へ繰り出した。西二階町商店街のブースでは、商店主らがひもを引いてお菓子を釣り上げる「千本つり」を用意。子どもたちは遊び方を教えてもらい、店主らと笑顔で触れ合った。

　サンタ帽をかぶって挑戦した男児（５）は「たくさんお菓子がもらえてうれしい」。男児の母（３２）は「普段は駅前だけで買い物を済ますことが多く、商店街まで足を運ぶきっかけになった。気になる店を見つけたのでまた訪れたい」と話していた。

　午前１１時～午後５時。お菓子の配布はなくなり次第終了。ＪＲ姫路駅北の芝生広場では、数量限定でサンタ帽を無料で配る。ブースの設置場所は専用ホームページで確認できる。

（山本　晃）