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細心の注意を払って搬入されるお菓子の姫路城=城内図書館(姫路市提供)
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細心の注意を払って搬入されるお菓子の姫路城=城内図書館(姫路市提供)
旧市文化センターからクレーンで運び出された。関係者が見守る=姫路市西延末(市提供)
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旧市文化センターからクレーンで運び出された。関係者が見守る=姫路市西延末(市提供)
城内図書館に移されたお菓子の姫路城=姫路市本町
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城内図書館に移されたお菓子の姫路城=姫路市本町

 2021年12月に閉館した兵庫県の姫路市文化センター(同市西延末)に飾られていた「お菓子の姫路城」が、市立城内図書館(同市本町)に移され公開されている。08年の姫路菓子博で目玉展示だった工芸菓子「姫路城 白鷺(しらさぎ)の夢」の一部で、今回で4回目の引っ越し。実物の50分の1のサイズで、図書館1階のエントランスに置かれ、開館中は自由に見学できる。

 「姫路城 白鷺の夢」は菓子博に合わせ、県内の和洋菓子の職人らが大天守や小天守をグラニュー糖やゼラチン、マジパンなどで制作した。閉幕後は市役所北別館やイーグレひめじで展示され、15年からは文化センターに置かれて閉館まで市民らに親しまれた。菓子職人の粋が詰まった作品だけに、市産業振興課が移設を検討。姫路城に近い城内図書館での展示が決まった。

 ただ、高さ、幅、奥行きともに2メートルほどと大きく、制作から15年近く経過し、強度面にも不安がある。「『壊れたときに責任が持てない』と多くの業者に断られました」(同課)。無事輸送業者が決まり、昨年12月中旬に約30人が携わり、解体直前の旧文化センターから搬出した。

 クレーンでつり上げ、トラックに載せて約3キロ北東の図書館へ。壊れた場合に補修できるよう菓子職人らも駆け付けたが、瓦一つ落ちることなく、本物の姫路城と同様に丈夫だと周囲を感心させた。

 「お城の近くという絶好のロケーション。運搬は一苦労だったが、ぜひ間近で職人たちの技術を感じて」と同課の担当者。城内図書館では当面、館内に姫路城と和菓子をテーマにした本の展示コーナーも設けている。同館TEL079・289・4884

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