サッカー女子なでしこリーグ１部のＡＳハリマアルビオンは、３月１８日開幕のリーグ戦に向けて新体制を固めた。新主将は在籍５年目のＭＦ中野里乃が起用され、新人も含めて１０人が加入する。チームは「原点から頂点へ」を合言葉に初のリーグ制覇を目指す。

■新加入は10人、合言葉は「原点から頂点へ」

　国内準トップの同リーグは、昨季と同数の１２チームが参戦する。ハリマは３位となった昨季の主力を含む１３選手を移籍や引退で失ったが、決定力が魅力のＭＦ内田美鈴がニッパツ横浜ＦＣから復帰し、世代別日本代表経験もあるＤＦ小島美玖（ちふれＡＳ）らが新加入する。

　中野主将は「キャプテンだから何かが変わるわけではない。今まで通り、まずは自分自身に矢印を向けて、リーグ優勝、皇后杯８強という目標に、今までの経験の全てをチームに還元できるよう全力で闘います」とコメント。２季目となる小野鈴香監督は、新主将に中盤の要としてさらなる成長を期待し「粘り強い守備からボールを奪い、磨きをかけた攻撃力を武器に『新生ＡＳハリマアルビオン』としてチーム一丸で戦っていきたい」と決意を新たにした。