世界文化遺産登録３０周年を迎える姫路城（兵庫県姫路市）と、山崎製パンのロングセラー商品「ランチパック」がコラボした。別名の白鷺城にちなんだ白い「練乳クリーム＆ホイップ」味で、２５日に発売される。袋に印刷された引換券を持って姫路城を訪れると、記念シール（先着３千枚）と交換できる。

　同社が関西の観光振興を後押しする「関西地域応援企画」第１弾の一つ。大阪城や彦根城のバージョンもある。

　シール（４・８センチ四方）には、姫路城ゆかりの千姫と夫・本多忠刻の衣装をまとったランチパックの公式キャラクターを描いている。引換券には城主を務めた本多家の家紋をプリントするなど、歴史ファンの関心を引くデザインとした。

　企画段階では、ホワイトチョコやクリームチーズの味も候補になったという。播州名産のそうめんを挟む案もあったが、食感がぼそぼそしてしまい、泣く泣く断念した。最後は「２枚セットを飽きずに食べきれる、くどくない甘さ」が決め手となり、今回の味が選ばれた。

　パンは５月末まで、近畿２府４県のスーパーなどで販売する。シールは３月２５日から、姫路城入城口横のインフォメーションで交換できる。姫路城管理事務所ＴＥＬ０７９・２８５・１１４６

（森下陽介）