兵庫県姫路市長選（４月１６日告示、２３日投開票）に無所属で立候補を表明している現職清元秀泰氏（５９）＝自民、公明推薦＝が２３日、同市内で会見し、公約を発表した。少子化対策や脱炭素の実現に向けて引き続き注力し、公民館での多世代交流の促進などにも取り組むと強調した。

　少子化対策では、婚活支援イベントやマッチングサイトの運営で、若い世代に出会いの場を提供。「婚姻数を増やし、出生数の低下を食い止めたい」と語った。１８歳までの医療費無償化は財源を確保でき次第、実現するとした。

　２０２３年度にＷｉ－Ｆｉを整備する方針の公民館では３世代の交流を促進。「子どもが勉強を教えてもらったり、逆にスマートフォンの操作を伝えたりする場にしたい」と述べた。

　駅のバリアフリー化や周辺のロータリー整備も重視。公共交通の利用を促して車社会からの脱却を図り、地域の脱炭素化につなげる。

　市立３高校の統合では、旧中央卸売市場（同市延末）の跡地に新校舎を建設する意向を改めて強調。地域のスポーツ施設を活用できるなど利点を説明し、「これが行政のプロの考えだ」と語った。（田中宏樹）

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【清元氏の主な公約】

・市立３高校統合で、新校舎を旧市場跡地に建設

・公民館で３世代交流を促進

・車社会からの脱却で脱炭素社会を実現

・若者の出会いを創出