家庭でできる地震対策の方法を放送で伝える姫路市危機管理室職員の吉田佳祐さん(左端)=姫路市本町
家庭でできる地震対策の方法を放送で伝える姫路市危機管理室職員の吉田佳祐さん(左端)=姫路市本町

 阪神・淡路大震災の発生から29年となった17日、中・西播磨の各地で防災を学ぶ催しや訓練があった。地元のラジオ局は特別番組でいつか来る災害に備える大切さを伝え、小中学生らは激震から命を守る方法を考えた。高齢化が進む中、要介護者や障害者といった「災害弱者」をどうサポートするかなどの課題も残る。能登半島地震の被災地にも思いを巡らせ、一人一人が防災への意識を高めた。