2024年度から廃止される姫路市の「市民文化祭」を巡り、市は文化団体向けの説明会を開き、後継事業となる「市文化芸術祭(仮称)」の計画案を示した。姫路ゆかりのアーティストを招いた野外音楽フェスなどプロとの交流事業に加え、公募ステージも盛り込んだが、出席者からは「市民が発表できる機会をもっと増やすべき」との意見が出た。
市民文化祭は、市による戦後復興事業の一環で、市内の文化団体が活動の成果を発表できる場を提供しようと始まった。70年以上続いてきたが、出演団体や参加者の固定化で「事業の公平性が失われている」として、市が廃止を決めた。