個性的なデザインの衣装が並ぶ会場=姫路市立美術館(撮影・辰巳直之)
個性的なデザインの衣装が並ぶ会場=姫路市立美術館(撮影・辰巳直之)

 日本人ファッションデザイナーのパイオニアで、パリを拠点に活躍した高田賢三さん(1939~2020年)の歩みを振り返る「高田賢三展」(神戸新聞社など後援)が、姫路市立美術館(同市本町)で開かれている。ショーを彩った華やかな衣装約100点に加え、収集してきた布地などの遺品なども約100点を展示。知られざる一面にも脚光を当てる。(藤本賢市)

 高田さんは同市出身。パリで自身のブランド「KENZO」を立ち上げ、トップデザイナーとして長く活躍した。今回は、没後初めて地元で開かれた大規模な展覧会となる。