英国出身のハーブ研究家で京都・大原での古民家暮らしをエッセーなどで紹介し、大勢を魅了した故ベニシア・スタンリー・スミスさん。夫の写真家、梶山正さんと、2人と交流した編集者、藤井文子さん(加東市出身)の対談「ベニシアが遺(のこ)してくれたもの」が2月2日午後2時から同市上三草のやしろ国際学習塾である。藤井さんがベニシアさんの闘病記を編集した縁で実現する。(金井恒幸)
■暮らし、介護、みとりを回顧
ベニシアさんは英貴族家庭で育ち、1971年に来日。京都市で英会話スクールを開いた後、大原の古民家に移り、ハーブや花を育てる日々の暮らしをエッセーにまとめた。NHK番組「猫のしっぽカエルの手」に出演。自然と調和した生き方が人気を集めた。2023年6月に亡くなった。