多可高校50周年を祝う記念式典=ベルディーホール
多可高校50周年を祝う記念式典=ベルディーホール

 多可高校の創立50周年記念式典が13日、多可町中区中村町のベルディーホールで開かれた。生徒や地域住民ら約110人が地域に根差す同校のさらなる飛躍を願い、校歌を斉唱した。

 同校は1974年、西脇北高校多可分校として設立され、76年に多可高校として独立。「福祉のこころ」の育成を主軸に、現在は福祉ボランティア▽総合カルチャー▽情報ビジネス-の3類型があり、これまでに約7400人が巣立った。

 式典前、生徒が勇壮な太鼓演奏を披露。卒業生や在校生が写った授業風景とともに学校の沿革を紹介する映像が流れた。式典で木澤直子校長が「心豊かで、たくましく生きる人を目指して日々新たに努力をしていく」とあいさつ。生徒会長の2年大西心温(しおん)さん(17)は「今後も学びやで大切な友と出会い、成長し続け、勇気あるチャレンジャーとして未来の日本が船出する原動力になれるよう誓う」と述べた。最後に参加者全員で校歌を斉唱した。

 元メジャーリーガーのマック鈴木(本名・鈴木誠)さん=神戸市須磨区出身=が米国での下積み時代を振り返って講演し「世界に飛び出して活躍し、また地元に戻って発展に協力してもらったら親も喜ぶ」と呼びかけた。(村上晃宏)