兵庫県福崎町で昨年9月、現金約1千万円の借金返済を免れる目的で祖母を殺害したとして、強盗殺人の罪に問われた同町の自動車販売会社元社員の男(26)に対する裁判員裁判の初公判が25日、神戸地裁姫路支部(馬場嘉郎裁判長)で開かれた。男は「殺害したことに関しては間違いない」としつつ、返済逃れを目的としたとの検察側の主張は否認した。
起訴状などによると、9月4日午後7時45分ごろから9時ごろまでの間に、近くに住む祖母=当時(76)=宅で、債務の返済を免れるために、祖母の頭を金づちで複数回殴打した上、両手で首を絞めて窒息死させたとされる。
冒頭陳述で検察側は、昨年の5月下旬から6月上旬にかけて、男が計約1500万円の投資詐欺に遭い、祖母から元手の約1100万円を借りていたと説明。祖母に返済を求められ、猶予を相談したが断られたことから、殺害に至ったと主張した。
さらに、男は殺害後、祖母が階段から落ちて事故死したように見せかけようと遺体を階段下に移し、血痕を拭き取るなどしたと指摘した。
弁護側は返済猶予の相談を断られたことに、不満を募らせて衝動的に殺害に及んだと説明。当時は返済逃れの目的はなく強盗殺人は成立しないとした。
























