オフロードレース界の「レジェンド」が、再び世界一過酷なレースに戻ってくる。池町佳生(よしお)さん(52)=神戸市西区。プロ引退から10年超。会社勤めで競技から離れた時期もあったが、来月、サウジアラビアで開かれる世界最高峰レース「ダカール・ラリー2024」の二輪部門に参戦する。年の離れたライダーたちと、砂漠コース約8千キロの走破に挑む。(段 貴則)
■来月参戦「もうひと花咲かせたい」
10代でバイクに乗り始め、1994年のオーストラリアンサファリで二輪部門総合4位に。以降、ダカール・ラリーに挑戦する日本人の草分け的存在となった。97年に二輪で出場し、当時の日本人最高の総合16位を獲得。2000年は今も日本人最高位の総合10位だった。四輪のドライバーに転向し、04年には、ダカール・ラリーの四輪市販車無改造部門で優勝を果たした。

























