朗読会の終了後、参加者と笑顔で話す前川楓選手(右)=こども本の森神戸
朗読会の終了後、参加者と笑顔で話す前川楓選手(右)=こども本の森神戸

 神戸2024世界パラ陸上競技選手権(17~25日・ユニバー記念競技場)の出場選手の中に、競技と絵本の創作を続けるパラアスリートがいる。新日本住設(中央区)に所属する前川楓選手(義足・機能障害T63=女子100メートル、走り幅跳び)。開幕が迫る中、5日にはこども本の森神戸(同)で、自身が手がけた絵本を読み聞かせた。義足の犬が主人公で、多様性の尊さや挑戦することの大切さを伝えた。終了後の取材に、競技と創作を続ける理由や大会への意気込みを語った。(門田晋一)