参加者と吃音との付き合い方や悩みについて語り合う、神戸言友会会長の狩場一郎さん(左から4人目)ら=神戸市教育会館
参加者と吃音との付き合い方や悩みについて語り合う、神戸言友会会長の狩場一郎さん(左から4人目)ら=神戸市教育会館

 吃音(きつおん)に悩む当事者やその家族らでつくる自助グループ「神戸言友会」が近く、発足する。神戸市中央区の市教育会館で25日、「神戸吃音のつどい」があり、設立総会も開催。今後、NPO法人「全国言友会連絡協議会(全言連)」に加盟し、正式に設立となる。神戸を拠点に2カ月に1回程度のペースで活動し、悩み事の共有や、吃音について理解拡大に取り組む。(鈴木雅之)

 吃音は、はじめの一音を発しにくかったり、同じ音が繰り返しになったりする。個人差がある上、症状が出る時と出ない時があるなど、周囲に理解されにくい。

 当事者組織のうち、全言連は1966年に言友会として東京で発足。現在、各地にある43団体が加盟しているという。県内には姫路言友会があり、神戸は約30年前に解散していた。